岐阜県高山市は24日、冷蔵管理の不備などが原因で、新型コロナウイルスワクチン21回分を廃棄したと発表した。市は23日、65歳以上の高齢者向けの集団接種を始めたばかりで、市は「再発防止に努める」としている。

 発表によると、23日の集団接種終了後、ワクチンを保管する冷蔵庫の電源コードが外れていたことが判明。このため、2〜8度で温度管理すべき庫内が、15度まで上昇していた。
 庫内には予備のワクチン20回分が保管されており、ファイザー社に問い合わせたところ、有効性など保証できないとの回答があったため、廃棄に踏み切った。
 また、会場で看護師1人が接種前の注射器を誤って自分の手に刺してしまい、充填(じゅうてん)された1回分を廃棄した。

読売新聞

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