今月、東京・江東区の青海ふ頭で強い毒を持つヒアリがおよそ150匹見つかり、環境省が駆除を進めています。

青海ふ頭ではおととし、ヒアリの女王アリが50匹以上見つかり、環境省は定着を防ぐためふ頭や周辺の住宅地などでヒアリがいないか調査を続けています。
その結果、今月20日、ふ頭のコンテナヤードの舗装面におよそ150匹のアリがいるのが見つかり、専門家が分析した結果、ヒアリと確認されたということです。
環境省によりますと、ことし国内でヒアリが見つかったのはこれが初めてです。
今回見つかった中に女王アリは含まれておらず、青海ふ頭では去年10月を最後にヒアリは確認されていなかったことから、環境省は、定着はしていないとみています。
環境省は、見つかった場所の周辺に殺虫剤入りのエサを置くなどして駆除を進めるとともに、ふ頭を利用する事業者に対し、ヒアリと疑われるアリを見つけた時は関係機関にすみやかに連絡するよう呼びかけています。

NHKニュース 05月25日 15時28分 首都圏 NEWS WEB
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