「流星刀」。メルヘンチックな空想の刀剣か、はたまた戦国アニメに登場する必殺の武器かと思いきや、れっきとした日本刀だ。宇宙から降ってきた隕石(いんせき)を素材にして鍛えられた刀のことを指し、命名したのは何と旧幕臣であり明治政府の要職も歴任した榎本武揚。同じような素性を持つ刀剣類は太古から各地で作られてきたようで、なかなかに奥深い「流星刀の世界」の一端をのぞいてみた。

■いぶし銀の輝き

「『流星刀』ってご存じですか?」。兵庫県佐用町に鍛刀(たんとう)場を構える高見國一(くにいち)さん(48)はこう話し、おもむろに短刀を取り出した。平成4年に刀づくりの世界へ入り、11年に独立。最も権威のある日本刀審査会「新作名刀展」(現在は現代刀職展)で最高賞などの受賞を重ね、令和元年に最年少で刀匠の最高位にあたる「無鑑査」に認定された。同県を代表する刀工だ。

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https://www.sankei.com/article/20210526-WMOYVV65LBNHJEEZ37W4LU62NE/
2021年5月26日 11時00分