米国のビベック・マーシー医務総監は27日までに、医療衛生の従事者の大半が
新型コロナウイルス禍との闘いを経て極度の疲労などを覚える「燃え尽き症候群」を抱えているとの懸念を表明した。

米厚生省の新型コロナ対策班が催した会合で述べたもので、
この状態に陥っている比率は現在、50%を優に超える極めて高い水準にあると述べた。

医療衛生の従事者の大半は、新型コロナ禍が収束した後も職務を続けることに疲労感を覚えると打ち明けていると指摘。
米国は既に減少している医師人口がさらに縮小する危機に遭遇しているかもしれないとも警告した。

新型コロナの流行が始まる前から米国は医療衛生従事者の不足に襲われていたとし、
「これら従事者の福利を国家的な優先課題とする方途を見い出さなければ状況が一層悪化することを心配している」と強調した。

「何よりもまず、彼らは極めて厳しい苦境を経験してきた人間である」ことを知らなければならないとも主張した。
https://www.cnn.co.jp/usa/35171426.html