https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20210527/1040013220.html
ワクチン接種会場 山梨大学など5大学が協力意向

新型コロナウイルスのワクチンの接種会場として文部科学省が全国の大学にキャンパスを提供できるか意向を調査したところ、県内では少なくとも5つの大学が協力すると回答したことが分かりました。

新型コロナウイルスのワクチン接種の加速化に向けて、国はモデルナのワクチンの接種会場として大学の活用を目指しています。
こうした中、文部科学省は全国の国公立大学や私立大学に接種会場としてキャンパスを提供できるかどうか意向を調査し、このうち県内では山梨大学、山梨県立大学、都留文科大学、山梨英和大学、健康科学大学の少なくとも5つの大学が協力する意向を示していることが分かりました。
山梨大学は、夏休み期間の7月から8月にかけて甲府キャンパスと医学部キャンパスにある体育館を貸し出せると回答し、山梨県立大学は8月中旬から9月下旬にかけて飯田キャンパスの体育館と講堂や池田キャンパスの体育館を貸し出せると回答しました。
都留文科大学は8月から9月にかけて講義棟の教室の一部を、山梨英和大学は8月中旬から9月下旬にかけて体育館を貸し出せると回答しています。
健康科学大学は富士河口湖町の富士山キャンパスの食堂や教室など11か所を貸し出せるとしているほか、職員や医師免許を持っている教員がスタッフとして協力できると回答しています。
また、山梨英和大学以外の4つの大学は、接種会場のスタッフとして学生のアルバイト募集を周知することも協力するとしています。
会場を提供する大学では早ければ7月から順次、接種が行われる見通しで、文部科学省は、高齢者や基礎疾患のある人などへの優先接種にめどがつけば、接種会場を提供した大学の職員や学生にも接種することを検討しています。

05月27日 16時04分
NHK