民家の下に流れる川、床が崩れて穴開く…身動き取れない女性を救助
讀賣新聞オンライン 2021/05/28 14:04
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210528-OYT1T50161/

 27日午前10時頃、甲府市丸の内の木造民家の床が崩れ、下を流れる濁川に落ちる事故があった。
この民家に住む女性が家から出られなくなって119番したが、駆けつけた救助隊員に助けられて無事だった。山梨県中北建設事務所が詳しい状況を調べている。

◇床が崩れた民家の下を流れる濁川(27日午後2時44分、甲府市丸の内で)
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 甲府地区消防本部中央消防署によると、隊員が駆けつけた時、民家1階の床が崩れ落ちて穴が開き、その下を川が流れている状態だった。
玄関から見て穴の向こう側で女性が身動きが取れなくなっていたため、穴の上にはしごを橋状に架けて救助した。女性にけがはなかった。

 現場は甲府市役所前の交差点から近い木造の民家が連なる一角。
近くの会社に勤める男性は「どの家も倒壊しそうで以前から『危ない』と県に伝えていた」と話した。
近くに住む男性(51)は「風が強い日は屋根が飛ばないか不安だったが、まさか床が抜けるとは……」と言葉を失っていた。