5月28日午前、稚内市の沖合で操業中だった地元漁協に所属の漁船が、ロシア側に拿捕(だほ)されました。 

 ロシア側から実弾2発の発砲も受けたとみられ、漁協などが情報を集めています。

 ロシア側に拿捕されたのは、稚内機船漁協所属の底引き網漁船「第172栄寶丸」です。

 5月28日午前11時ごろ、稚内沖の宗谷海峡上で操業中、ロシア国境警備局の臨検を受け連行されました。 

 関係者によりますと、その際停止命令に従わなかったなどとして、ロシア側から実弾2発の発砲を受けたとみられていますが、
乗組員14人のうち、ケガ人がいるとの情報は入っていません。 

 栄寶丸はタラやカレイの漁をしていて、現在はサハリンの港に向かっていて、日露中間ラインの日本側で操業していたと主張しているということです。 

 漁協などが現在、詳細な情報を集めています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/724254c8a9dbf37e762bbfd8719f9c267a4e8952