2021年5月29日 8時59分 掲載

 ジーンズ国内最大手「エドウイン」の子会社「秋田ホーセ」の県内全4工場が閉鎖されることになった。同社は縫製の正確性を強みに国内のジーンズ製造を支えてきた。関係者からは28日、「地域で多くの雇用を支えていた」「貴重な技術を持った人の仕事が失われる」と残念がる声が漏れた。

 閉鎖が決まったのは五城目町の本社、大川両工場と、大館市の秋北、小坂町の小坂の各工場。計4工場に社員208人が勤務している。

 「誰もが知るブランドを手掛けていた工場だ。地域の多くの雇用も支えてくれていた」。県産業労働部の佐藤徹部長はそう話す。

 秋田ホーセのある男性社員は「昨年から新型コロナウイルスの影響で、商品の販売状況が良くないと聞いていた」と語る。

https://www.sakigake.jp/news/article/20210529AK0012/