米フォードは26日、2025年までに電気自動車(EV)の開発に300億ドル(約3・3兆円)以上を投資すると発表した。
計画していた220億ドル(約2・4兆円)から4割近く引き上げる。特に車載電池分野を強化する考え。
米バイデン政権は充電インフラなどへの巨額投資を公表し、EVシフトが加速。開発競争が激しくなっている。

 発表によると、現在主流のリチウムイオン電池のほか、液体の代わりに固体の電解質を使い、
安全性が高く充電速度が速い全固体電池の開発にも取り組む。韓国SKイノベーションとの合弁会社が米国内で電池を生産する。
こうした投資でEVの販売割合の増加につなげ、30年までに40%に拡大する計画という。

 EVをめぐっては、米ゼネラル・モーターズ(GM)が25年までにEVと自動運転技術の開発で計270億ドル(約2・9兆円)を投じる計画だ。
韓国LGエナジーソリューションと組んで車載電池を開発中。EV世界最大手の米テスラには、パナソニックが電池を供給している。

 バイデン政権は8年間で17…
https://www.asahi.com/articles/ASP5W3W60P5WULFA001.html

米フォードが来年発売する電気自動車F-150 ライトニング=AP
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