https://www.gizmodo.jp/2021/05/giant-river-otter-argentina-found.html
か、か、かわいいのいた!
カワウソって地球上で一番かわいい動物なんじゃないかって思いません?
ただ見ているだけで幸せな気分にさせてくれるカワウソの写真、いつもSNSで流れてきてくれてありがとうでいっぱいです。
そんなカワウソなんですが、アルゼンチンの北部に位置するエル・インペネトラブレ国立公園の川で泳ぐオオカワウソが発見されました。
実はオオカワウソ、アルゼンチンでは絶滅したと思われていたので大騒ぎです。

最後にアルゼンチンでオオカワウソがいたのは1980年代。
しかもこのエル・インペネトラブレ国立公園の川で泳いでいたのは100年前が最後だったんです。
トンプキンス保護団体のディレクターであるSebastián Di Martinoさんがカヌーをしている時に、突然、そして偶然泳いでいるオオカワウソを発見。
「携帯をつかんですぐに録画し始めました。水から体が出てきた時、間違えようのないあの白い前掛けのような模様が胸に見えたので、
これは間違いなくオオカワウソだと思いました。でも信じられませんでした。どうやってここで泳いでいるんだろうと無数の疑問が浮かんできました」
とDi Martinoさんは話しています。

トンプキンス保護団体はTwitterでその動画を公開。
オオカワウソの目印となる白い模様の胸がぴょこっと出てきては潜ってというのを見ることができます。
オオカワウソを見つけた時の心境を「足がガクガク震えて、心臓もバクバクでした」と語るDi Martinoさん。

Di Martinoさんによると、オオカワウソはブラジルとパラグアイに位置する世界最大級の熱帯性湿地パンタナルパンタナルからアルゼンチンへとやってきたのではないかとのこと。
他の可能性としてはアルゼンチンにはまだ知られていなかった少数の野生のオオカワウソが実はいたかもということですが、オオカワウソは団体で行動するため、
もしそうだったとしたらもっとたくさんいる可能性もあるそうです。

このオオカワウソをしっかり保護していけばエル・インペネトラブレ国立公園の川にオオカワウソたちが増えていくという明るい光が見えています。
というのもアルゼンチンの湿地や川においてオオカワウソは重要な役割をしてくれる大事な存在なのです。
彼らは水中食物連鎖のトップにいる種なので魚の数をコントロールし、エコシステムをバランスよく保ってくれるんです。
実のところトンプキンス保護団体は何年もオオカワウソをアルゼンチンの国立公園に戻すための活動をしていて、
2019年の夏にハンガリーのブタペスト動物園で育ったオオカワウソをアルゼンチンのイベラ湿地帯に放ち始めていたところだったんです。

この先保全されていかないことにはカワウソは生き延びていけない可能性が高いです。
アルゼンチンはこの地球でもっとも森林伐採がされている場所のひとつでもあるからです。
そして密猟も多い。なのでしっかりと動物たちを守っていく行動をおこなさくてはいけないようです。

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