https://www3.nhk.or.jp/news/special/jiken_kisha/shougen/shougen12/

「猛省を促す」「反省してください」

殺人事件で2人の子どもを失った遺族に向けられたことばです。

ネット上の根拠のないデマやひぼう中傷。
そして、届かなかった公的支援。

悲しみに暮れる遺族は、さらに傷ついていました。

誰もがいつ事件に巻き込まれ、犯罪被害者になるかわかりません。

知ってほしい現実があります。
つづきはソースにて

(概略)
事件の2日前に事件加害者の妻と同じ職場だった被害者長男が、一方的にコンビニで面識の無い加害者に暴力を振るわれる事件があり、警察が捜査し行方を追っていた。

https://i.imgur.com/Ppj8j9B.jpg

事件当日に加害者は金属バットを持ってガラスを割り被害者宅へ侵入し拳銃で何の関係もない長女と次男を殺害(長男は避難していた)

加害者は拳銃で自殺

その後、ネットのデマと憶測で誹謗中傷が開始(猛省を促す等)
「お悔やみのことばもなく、『お前たちが悪い。規制線を張られてみんな迷惑している。謝って歩くのが当然だろう』とどなられました」

仕事や生活環境が激変し、生活苦になり町営住宅を申し込むも、暴力団の影響を恐れる行政が断る事態に。

公的な経済支援は受けられず、犯罪被害者に対する国の給付金も受け取るまでに申請から5か月かかりました。

日々の生活費にも困るようになり、住めなくなった自宅のローンが重くのしかかります。

坂城町 山村町長
「当時、町として市川さんに何もできないことがもどかしかった。見舞金を支給したくても、条例がないので支給する根拠がない」

「町営住宅への入居希望は、暴力団が関係する事件で再被害の可能性がないとは言い切れないので、町の担当者がしばらく町外の県営住宅に入れないかと警察に相談したもので、それが市川さんには『断った』と伝わってしまった」

今回の事件を受けて坂城町は、長野県内で初めて被害者支援条例を制定し、見舞金の支給などを行いました。