https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20210601/1010018353.html
安曇野市 ゴミ袋無料配布で生活支援 コロナ禍 家庭ゴミ増加

コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えた影響で家庭ゴミが増えていると指摘されるなか、安曇野市は市民の経済的負担を減らそうと、無料でゴミ袋を配る取り組みを始めました。

この取り組みは、安曇野市が市内すべてのおよそ4万500世帯を対象に1日から始め、市役所1階の臨時引換所には燃えるゴミ用のゴミ袋が用意されました。
午前8時半からゴミ袋の配布が始まると次々と市民が訪れ、事前に市から郵送された券と引き換えに家族の人数に応じた量のゴミ袋のパックを受け取っていました。
安曇野市によりますと、昨年度、市が集めた燃えるゴミの量はおよそ1万3520トンと、前の年度と比べて240トンあまり増えたということで、市はコロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたことなどが要因だと分析しています。
ゴミ袋を受け取った41歳の女性は、「小さい子どもがいておむつなどゴミがかさばるので助かります」と話していました。
安曇野市廃棄物対策課の神谷美穂係長は、「コロナ禍でマスクを使ったりテイクアウトを利用したりして家庭で出るゴミの量が増えていると思うので、負担軽減につなげたい」と話していました。
安曇野市のゴミ袋の配布は、市役所などでことし9月末まで行われます。

06月01日 11時32分
NHK