2021年6月1日 07時24分

　大島賢三さん（おおしま・けんぞう＝元国連大使、東京電力福島第一原発事故に関する国会事故調査委員会委員）５月２９日午前０時２０分、急性大動脈解離のため東京都内の病院で死去、７８歳。広島市出身。葬儀・告別式は近親者で執り行う。
　２歳で被爆し、母親を亡くした。６７年外務省入省。経済協力局長、国連事務次長を経て０４年、国連大使に就任。０６年１０月に北朝鮮が核実験を行った際は、国連安全保障理事会の制裁決議採択に尽力した。大使在任中に国連本部で核廃絶を訴える原爆展が開かれた。
　０７年に退官後、国際協力機構（ＪＩＣＡ）副理事長、原子力規制委員会委員を歴任。１４年から一般社団法人アフリカ協会理事長を務めていた。

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