6/2(水) 8:43
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Web東奥

 2年ぶりの開催に向け準備を進めてきた今夏の青森ねぶた祭(8月2〜7日)について、中止する方向で検討が進められていることが1日、東奥日報の取材で分かった。今後、青森ねぶた祭実行委員会(委員長・奈良秀則青森観光コンベンション協会会長)に中止を含め開催の可否をあらためて諮り、実行委が最終的に判断する。中止が決まれば2年連続となる。中止の場合は代替イベントの開催を検討するもよう。日程や内容は今後詰める。

 東奥日報の取材によると、関係者がこれまで新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ祭りの開催可否の検討を続けてきたが、青森県内各地の夏祭りが軒並み中止を決めていることに加えて、県感染症対策コーディネーターが5月31日、「今年は人の流れの増加につながるようなイベントは中止が望ましい」などと提言したことを踏まえ、中止する方向が強まったとみられる。

 実行委を構成する青森市の小野寺晃彦市長は、県感染症対策コーディネーターの発言を受けたねぶたの開催可否の判断について、1日の東奥日報の取材に「今、実行委と協議中なのでそれ以上のことは言えない」と述べた。

 今夏の青森ねぶた祭は、新型コロナウイルスの影響で大型ねぶたを運行する6団体が参加を断念したものの、他の16団体は参加を予定していた。感染防止対策のため一般のハネトを受け入れず各団体のハネトのみで運行する方針とするなど、祭り関係者が開催方法の模索を続けてきた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b7f5481073d9a08451dca563f76ba93155f08920