私は以前の記事でも表明した通り、マスクが大嫌いである。暑いしダサいし息苦しいので、屋外では着用しない。あくまでも「マスク着用をお願いします」と書かれた場所で着けるだけである。そこはその店なり施設なりが定めたルールなのだからちゃんと従う。
 
 こう言うと「ガンはうつらないがコロナはうつる。外でもマスクを着けろ!」とドヤ顔で反論される。しかし、「コロナは怖い」というのはあくまでもあなたの判断基準であり、そこに私を巻き込まないで欲しい、と思うのだ。

 緊急事態宣言下に営業を続ける飲食店への嫌がらせもどうかしている。「この店はコロナよりも倒産の方が怖いんだな」と許容すべきだし、そこへ行く客に対しても「お前らがクラスターになる分には勝手だよな」と思えばいいではないか。

 「お前らが感染することでオレらにも感染するだろ!」式の批判がここでも来るが、だったらあなたが一生家にいればいい。なぜ、あなたの恐怖感を社会全体に押し付けるのだ。

 結局、本気で恐れている人は決して「国民の9割」なんかではなく、実際はもっとずっと少ないはずだが、その極端に恐れる少数による「圧」のために、大多数が従っているのである。

 そもそも「飲食店が悪い」というのは、メディアと専門家と政治家による印象操作かつ「仕事やってる感」の発出である。この3者にとってのお得意先である高齢者を悪く言いたくないからだ。

 夏の間散々、「夜の街」が小池百合子都知事らに悪者にされた後の2020年11月20日、NHKの『ニュースウオッチ9』が東京の感染経路の割合をグラフで紹介した。

 最も多かったのが「家庭」の42.1%で、「施設」15.9%、職場15.7%、会食8.2%、接待を伴う飲食店などの2.5%と続く。それ以外は「その他」である。

 2021年に入ると年末年始のステイホームが影響したのか、家庭内感染が激増。春にかけては高齢者施設でのクラスターが相次ぎ、高齢者が中心のカラオケ喫茶・スナックも一大クラスターとなった。

 https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/protection/

 「コロナは全員が怖がらなくてはいけません」と言うのは太平洋戦争下での「鬼畜米英」と同じ発想である。米英を憎まない者は非国民扱いをされたのと同様に、現在は、コロナを怖がらない者は非国民であり、マスクをしない者も非国民、といった状態である。






医療従事者は「聖職者」か

Gettyimages

 コロナがもたらしたも一つの一律的な価値観は、「医療従事者は尊い」という意識である。

 ツイッターを見ていると彼らへの感謝の気持ちが書かれ、「医クラ」と呼ばれる人々による「お前ら遊びまわって感染した連中は来るんじゃねぇ、こっちは大変なんだよ」といった愚痴が一部から書き込まれる。メディアも「医療従事者への感謝を!」と呼びかける。

 こうした扱いをされ、自らも尊い職業だと考える者がいるからこそ、医師会は強い調子で国民に自粛を求める。

 一方、日本医師会の中川俊男会長と東京都医師会の尾崎治夫会長は、自民党の政治資金パーティーに参加し、中川氏は寿司デートでシャンパーニュを満喫した。

 「感染対策はしていた」と中川氏は述べていたが、医療のプロが感染対策をすればあなた方素人ととは違って万全である、とでも言いたいのだろうか。我々には徹底した自粛を求めているのだから、そう解釈するしかない。この男はどこまで国民を見下し続けるのだろうか。

 もはや医療従事者は「聖職者」のような扱いになっている。モンスターペアレントに苦しむ学校教師や、台風で田んぼが水没した農家の苦悩、さらにはコロナで雇い止めになった非正規雇用者の苦悩などは脇に置かれ、この1年4ヵ月ほど、徹底的に医療従事者の苦労ばかりが取沙汰される。

 飲食店の苦悩もたまには紹介されるが、これまで散々飲食店を悪者扱いしてきたテレビがどの口で言うのだ! 貴殿らが火をつけておいて、それでいて今更「可哀想ですね」とは、なんたることだ。

 この件については、昨年のGO TOトラベルキャンペーンを散々悪者にした後に、嘆く旅行業界従事者の声を紹介した構図と酷似している。

 賢明な読者諸氏は、バカなテレビの論調にこれ以上付き合うべきではない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7f0c4b7611c2050cc6f8e8e6acf238f63a50b967
6/2(水) 7:02配信

前スレ 2021/06/02(水) 07:22
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1622586160/