千葉・市川市の市長室に設置された、およそ360万円のシャワールーム。

市民から批判を浴び、市議会も撤去を決議したが、市長は「撤去しない」と明言した。

撤去するのか、しないのか。

ここ数カ月、千葉・市川市を揺るがしてきたのが“シャワールーム問題”。

市川市民(40代)「撤去した方がいいのかなとは思う」

市川市民(50代)「目的がはっきりしていれば、(残しても)いいんじゃないですか」

庁舎の5階に3つのシャワールームがありながら、およそ360万円をかけて、市長室にガラス張りのシャワールームを設置した村越祐民市長。

その使い道について村越市長は、シャワールームは撤去せず、災害時泊まり込む女性職員の休憩室として、市長室を開放し、シャワールームも使ってもらうとした。

さらに、女性職員に加え、自身も使うと明言した。

市川市・村越市長「わたしと女性職員が使うことを想定していた」

この説明で、市民の理解は得られると自信を見せていた村越市長。

しかし、反発の声があがった。

市川市民(30代)「理解は得られないんじゃないかと思う」

市川市民(20代)「なんで女性限定なんだろうと思う」

2021年3月、市議会はシャワールームを撤去し、設置費用を市長が負担するよう求めることなどを決議。

しかし、決議に法的拘束力はなく、撤去の費用負担もしないという。

村越市長「私物を設置したわけではないので、わたしの持ち出しにはなじまないと思う」

災害時以外は封印されるシャワールーム。
疑問はくすぶったまま。

市川市民(30代)「いっそのこと会議室とかにするとか。またお金がかかるけど。ガラス張りはやめた方がいい」

市川市民(40代)「断水とかで全く使えなくなった時に、広く使えるように」

市川市民(40代)「撤去すると別途お金がかかるので、そのまま自分の戒めとしてとっておいてほしい」

過去には、公用車にアメリカ・テスラ社の高級電気自動車を導入し、批判を浴びた村越市長。

シャワールーム問題をめぐる、市民の不信感を洗い流すことはできるのだろうか。

FNNプライムオンライン 6/2(水) 18:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fa621d201e7d2a0ded06215697b411444e0d3f4