京都市北区の府道で4月、乗用車とトラックが正面衝突して計5人が死傷した事故で、京都府警北署は3日、乗用車を運転していた京都産業大の男子学生（20）＝大阪市淀川区＝を自動車運転処罰法違反（危険運転致死傷）の疑いで逮捕した。

　逮捕容疑は4月14日午後4時55分ごろ、京都市北区の府道で車を運転中に制御困難な速度を出し、カーブを曲がりきれずに中央線を越えて対向車線のトラックと衝突。後部座席にいた19歳と20歳の男子学生2人を死亡させ、助手席の男子学生（19）とトラック運転手の男性（53）にけがをさせたとしている。調べに容疑を認めているという。

　同署によると、現場は片側1車線で、制限速度は時速40キロ。運転した学生以外の3人は京産大の自動車部に所属し、亡くなった2人もシートベルトをしていたという。運転していた学生も脚の骨を折る重傷を負ったため、回復を待って逮捕した。事故当時は19歳だった。【中島怜子】
毎日新聞

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