大阪、東京など9都道府県で緊急事態宣言が延長されて初の日曜日となった6日、関西や中国の5府県では、先月よりも人出が増える地点が目立った。

 スマートフォンの位置情報から滞在人口を推計するNTTドコモの「モバイル空間統計」で6日午後3時台の人出と、5月の日曜日の同時間帯の平均を分析した。

関西3府県では、大阪・梅田が34%増、難波は28%増だったほか、JR京都やJR三ノ宮両駅も2〜3割増えた。中国2県は、JR岡山駅が1割増えたが、JR広島駅は13%減だった。

 大阪府では延長期間に入った1日以降、平日に限り大規模商業施設などは時短営業が可能になった一方、土日は休業要請を継続中だが、人出の増加によるリバウンド(感染の再拡大)が懸念される。ミナミの心斎橋筋商店街は互いの肩がぶつかるほど混み合っていた。友人と遊びに来た大阪府和泉市の飲食業男性(24)は「仕事で土日しか遊べない。感染状況が落ち着いてきたので、3か月ぶりに出歩いた」と話した。

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