塩野義製薬の手代木てしろぎ功社長は10日の決算記者会見で、2020年12月に国内で臨床試験を始めた新型コロナウイルスのワクチンについて、早ければ21年中に供給を開始できるとの見通しを示した。実現すれば、初の純国産ワクチンとなる可能性が高い。

 厚生労働省による承認が得られれば、21年中に1000万人分以上を量産できるという。手代木社長は「量産体制の整備は順調に進んでいる。なるべく早く提供できるように努力していきたい」と語った。
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