保坂正康
カツ夫人が東条の苦悩を示す話を聞かせてくれました。
開戦2日前の1941年12月6日の深夜、東条は皇居の方角に向かって布団の上に正座し泣いていたそうです。
自分が戦争を指導できるのかという不安や、戦争をしたくない天皇を裏切る恐怖におののいていたのでしょう。