0001Egg ★
2021/06/10(木) 12:14:25.20ID:45bbQ4YK9市内のビルの一室。ワクチン予約のコールセンターでは、市の委託を受けた数十人のスタッフが対応に当たる。予約の受付期間は電話が鳴りっぱなしだ。
同市の高齢者向けワクチン接種の対象者は約20万3千人。接種完了に向けて5月から受け付け業務もフル稼働している。一方で、電話がつながりにくいことや、医療機関へのワクチン誤配送、過剰に予約を受け付けるなどトラブルやミスが連続。これでクレームが急増した。市担当者は「決して言い訳はできないが」とした上で「スピード感を意識するあまり、注意が散漫になっていたのかもしれない」と打ち明ける。
接種までの手続きの説明が難しいこともクレームにつながっているようだ。接種券には説明用のチラシを同封したり、市ホームページで説明したりしているが、一読して理解するのは難しく、高齢者からは「インターネットを使えないため情報が入ってこない」との声も挙がる。
「7月末完了」という政府方針も「かなりのプレッシャー」と担当者。全国の自治体が新たな施策を次々に展開し、「進んでいる地域、遅れている地域は連日報道され、精神的に負担」と漏らす。制度変更も度々で、市幹部は「新たなルールに追いつくことで精いっぱい」と話す。
コールセンターには疲労感が漂う。センターに勤務していた40代女性は受け付けが本格化して以降、市民から「何回も電話するこっちの身にもなれ」「(受け付けを)もっとうまくできないのか」などと電話口でしかられることが増え、過労とストレスで5月末に離職した。センターの責任者によると、離職者が後を絶たず、慢性的な人手不足が続いているという。
市は7月末の接種完了を目指し、14日から始まる第3期分のワクチン接種や、19日からの第4期の接種予約受け付けに向けて準備を急いでいる。感染症対策課の中林秀和課長は「職員は全力で業務に当たっている。なんとか市民の期待に応えたい」と話した。 (長田健吾、西村百合恵)
6/10(木) 10:53 西日本新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/45935fd6d8f6ddc16853fda63285085442004dc6