佐渡金銀山 世界文化遺産登録願い当時の衣装で練り歩き

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20210613/1030017168.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

佐渡金銀山の世界文化遺産への登録に向けた機運を盛り上げようと、12日、佐渡市では、
宿場町として栄えた当時の衣装を身にまとった住民たちが、金や銀を江戸まで運んだ街道を練り歩きました。

この催しは、佐渡金銀山の世界文化遺産への登録を目指す市民グループが毎年行っているもので、
ことしは感染対策として参加者を市内に住む人に限り、50人余りが集まりました。
佐渡市相川にある観光施設、「佐渡奉行所跡」で出発式が行われると、
荷物を積んだ馬を先頭に、警護の役人など当時の衣装を身にまとった人たちが
金や銀を江戸まで運んだ街道を練り歩きました。
途中には飲み物を用意した休憩スペースが設けられ、佐渡の郷土芸能「鬼太鼓」を披露して、一行をもてなしていました。

佐渡で産出された金と銀は、江戸幕府の財政を支え、主催者によりますと、
江戸時代中期の安永3年には江戸まで16日ほどかけて運んだ記録が残っているということです。

参加した男性の1人は「ことしこそ、世界文化遺産の国内推薦をもらえるものと信じています」と話していました。

世界文化遺産への登録の前提として、文化庁の審議会で国内の候補地に選ばれる必要がありますが、
佐渡金銀山は過去4回の審議会では選定がかなわず、去年は新型コロナウイルスの影響で選定自体が見送られました。
県と佐渡市は、この夏にも開かれる審議会に改めて臨みたいとしています。

06/13 10:33