9人死亡した事故で中止されていた水陸両用車が訓練再開

http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20210616/5090014497.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

去年、アメリカのカリフォルニア州沖で水没して、9人の海兵隊員らが死亡する事故が起きて
中止されていた水陸両用車の海での訓練が、沖縄でこのほど再開されたことが分かりました。

アメリカ海兵隊などによりますと、去年7月下旬、カリフォルニア州沖で
水陸両用車が訓練を終えて揚陸艦に戻る途中、浸水して水没し、乗っていた海兵隊員8人と
海軍の兵士1人の合わせて9人が死亡しました。

事故を受けて海兵隊は水陸両用車の海での訓練を中止していましたが、
再発防止策をまとめたなどとしてこのほど名護市にあるキャンプシュワブでも
訓練を再開したことが分かりました。

海兵隊によりますと、カリフォルニア州沖で事故が起きたのは整備点検を怠っていたことや
海兵隊員が適切な訓練を受けていなかったことなどが原因で事故を起こした車両固有の問題だとした上で、
再発防止策として訓練や運用、安全手順の見直しを行ったとしています。

この水陸両用車をめぐっては、ほぼ同じ型の車両を陸上自衛隊が導入して運用していますが、
防衛省は「ハッチの防水性を高めるなど、改修を行っている上に、適切に点検整備を実施して
高いレベルの安全性を確保している。アメリカでの事故も踏まえて、今後とも安全対策に万全を期す」
として大きな影響はないとしています。

06/16 05:43