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当時、民主党国対委員長でもあった立憲の安住淳国対委員長は「(今回の国会延長拒否については)『の
し』をつけてそっくりお返しする」と憤ってみせた。ただ、こうした攻撃姿勢は「党首討論などで、菅首
相は解散をしないとの手ごたえがあったから」とみる向きも多い。
野党陣営で枝野氏「不信任案」も
15日午後の衆院本会議では、枝野氏が不信任案の趣旨説明演説を行った。枝野氏は2018年7月の通
常国会会期末直前には、当時の安倍晋三首相に対し、2時間43分にわたって過去最長の趣旨説明を繰り
広げたが、今回は約1時間半にとどめた。
演説では、菅政権のすべての政策や政治姿勢について厳しく批判し、ポイントごとに「新しい政権では」
と述べて自らの政権構想を対案として明示した。ただ、議場内は盛り上がりに欠け、自民党席などには居
眠りが目立った。また、NHKも含めテレビ各局も中継しなかった。
今回の枝野氏の対応については、主要野党からも「戦う姿勢が見られない。不信任案提出もまるで気の抜
けたビールだ」(共産党幹部)との不満も相次ぐ。自民党も「いま選挙をしたら野党が有利なのに、なん
であんなにおびえるのか」(参院幹部)と嘲笑する。
枝野氏は衆院選に勝利して政権交代する場合、「私が首相になる」と公言してきた。しかし、野党内では
「このままでは、野党陣営で枝野氏の不信任案が可決しかねない」との厳しい声も広がる。
今後の展開はなおコロナ次第。菅首相