06月17日 15時55分

経済的な理由などで生理用品に困っている学生を支援しようと、弘前大学の学生団体が生理用品を無料で配布しました。

この取り組みは、コロナ禍を背景に生理用品が十分に手に入らないいわゆる「生理の貧困」が社会問題となるなか、弘前大学の学生団体が弘前市などに協力を依頼して企画しました。

市が災害に備えて準備している生理用品のうち、メーカーが設定した使用期限を過ぎたおよそ450個が提供され、集まった学生たちが1人2個まで受け取っていました。

17日は生理について困っていることや大学などへの要望を聞くアンケートも配られ、団体などはこの結果を踏まえたうえで、今後の支援策を検討していくことにしています。

受け取った3年生は「経済的理由で生理用品に困っている人は多いと思うので、大学で定期的に配布してほしいです」と話していました。

企画した学生団体に所属している医学部4年の久下早紀さんは、「アンケートの結果も踏まえて継続的に私たちでできることを考えていきたいです」と話していました。

この取り組みは18日も大学の文京町キャンパスと本町キャンパスの2か所で行われます。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20210617/6080012831.html