プライムオンライン編集部

2021年6月17日 木曜 午前11:30

会計時にレジで、店員がバーコードを探すという場面に遭遇したことは誰もが一度はあるのではないだろうか。急いでいるときは待っている客側も少しイライラしてしまうかもしれない。

そんなレジでの“あるある”を解消する商品パッケージが登場し、いま注目を集めている。

それがこちら。

巨大バーコードが、ぐるりとパッケージを一周して印刷されているのだ。これならどの側面にもバーコードがあることから、店員は一目で見つけることができ、すぐに読み取ることができるのだ。

この便利なパッケージを考案したのは、関東を中心にスーパーマーケット「Big-A」を展開する株式会社ビッグ・エー。写真の紙パック飲料を製造しているのはトモヱ乳業株式会社だが、ビッグ・エーのプライベートブランド(PB)として販売する商品には、このパッケージが採用されている。

ネットでも「コンビニでバイトしてる身としては結構有難かったりする」「レジの人に優しいデザイン」「レジは助かりますね」との声があり、ビッグ・エーのアイデアに感心する声が上がっている。

たしかに、このようにバーコードがパッケージを1周していれば、すぐに店員はスキャンすることができるはず。やはりレジの効率化を目的に考案したのだろうか? そしてどのくらいの時間短縮につながっているのだろうか? ビッグ・エーに話を聞いた。





2019年にパルメザンチーズで初めて導入

ーーこのバーコードを考案した経緯を教えて

レジ精算時間を短縮し店舗でのコストダウンを図るとともに、お客様のレジ待ち時間の短縮も図れるので開発に着手しました。レジ待ち時間の短縮を実現するにはどうすれば良いか?お客様のため、従業員のためを思って考案しました。

ーーいつから導入しているの?

2019年9月(パルメザンチーズ)よりスタートしました。

ーーレジ担当者から不満の声が上がっていたの?

主に社内(店舗)からの不満が多数ありました。たとえば、袋に入っている「もやし」や「バナナ」等は非常に読み辛く、店舗から改善できないかという要望が多数上がっていました。

ーーどのような点が不便だった?

商品によってはバーコードが小さくて見ずらく、また1面にしかないので探すのに手間がかかる事がありました。

ーーバーコードをぐるっと1周させたことによるメリットを教えて

複数個所にバーコードを掲載したり、ぐるっと1周バーコードを巻くことにより、商品を見ずにスキャンができるようになりました。






4月末時点で156品にこのデザイン

ーー変更後、レジ担当者からの反応はどうだった?

特にレジ業務の方々からは大変好評を頂き、「作業が楽になった」「もっと増やしてほしい」との意見を頂いています。
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://www.fnn.jp/articles/-/192927?display=full