三重県菰野町で2020年6月、障害のある次女を殺害した罪に問われた72歳の母親に津地裁は18日、懲役3年6か月の実刑判決を言い渡しました。

 三重県四日市市の山本良子被告(72)は去年6月、菰野町のホテルの浴室で、知的障害のある当時44歳の次女の頭を浴槽の水に沈め、殺害した罪に問われていました。

 これまでの裁判員裁判で、山本被告は起訴内容を認め、弁護側は執行猶予付きの判決を求める一方、検察側は懲役5年を求刑していました。

 18日の裁判で、四宮知彦裁判長は「次女は恐怖の中、母親の手で命を奪われ残酷と言うほかない」と指摘した上で、「心中目的での殺害は決して許されない」として、山本被告に懲役3年6か月の実刑判決を言い渡しました。

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