アイヌ民族がサケ漁を行う権利について講演する差間正樹会長
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 【浦幌、釧路】浦幌町のアイヌ民族団体「ラポロアイヌネイション」(旧浦幌アイヌ協会)が、浦幌十勝川でサケ漁を行う権利の確認を求めた訴訟(札幌地裁)で、仮に権利が認められた場合、同河川の流量回復を求める運動を起こす予定であることが分かった。差間(さしま)正樹会長(70)が11日、釧路市内での講演で語った。

 差間会長は「今の浦幌十勝川は、かつて十勝川の本流として流れていた頃に比べ流量が少なく、サケが遡上(そじょう)したくても水が少ない。これは河川改修の弊害。このため、まだ構想段階だが、浦幌十勝川に水を戻す運動をしようと考えている」などと述べた。

北海道新聞 06/15 18:30
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