総務省が18日発表した5月の消費者物価指数(2015年=100)は、値動きの大きい生鮮食品を除く総合で101・7と、前年同月比で0・1%上昇した。
上昇に転じるのは昨年3月以来1年2か月ぶり。原油価格の上昇でガソリンなどが値上がりしたことが影響した。

 生鮮食品とエネルギーを除いた総合指数は101・8で、前年同月比0・2%の下落だった。

 原油価格は昨年春、コロナ禍で企業活動が停滞したことで低迷したが、海外経済の回復期待に伴い今年に入って大幅に持ち直している。
5月の指数では、ガソリンは19・8%、灯油は19・0%といずれも大きく上昇した。

 電気代も2・9%下落と、4月(5・8%下落)に比べ下落幅が縮小した。

 エネルギー以外では、携帯電話通信料が27・9%下落した。携帯電話大手が3月後半から相次いで割安な料金プランを導入した影響とみられる。

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