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新型コロナウイルスのワクチン接種で、広島市は16日、大規模会場2カ所のうち広島サンプラザ(西区)での
19、20日の接種を中止したと明らかにした。運営する広島大病院(南区)によると、
予約が2日間で計3人にとどまったのが理由という。3人には個別に聞き取り、別の日程や会場に変えてもらうとしている。

市は14日、70〜74歳の高齢者(本年度末で約8万5千人)に接種券を送り、届いたその日から
集団接種の予約ができる方式に改めた。併せて、12〜64歳のうち優先接種の対象に、
高齢者・障害者の入所施設や保育所・幼稚園などの職員を追加。接種券が届いた人からの予約を、
大規模会場に限って受け付けている。

広島大病院によると、広島サンプラザでは当初、1日当たり2千人の接種を掲げていた。
一方で予約済みは19、20日で計3人にとどまった。「予約が少なすぎて接種は見送らざるを得ない」と説明している。

市が設けたもう一つの大規模会場の県立総合体育館(接種枠は1日当たり2028人)では16日午後5時現在、
今週末の2日間を計840人が予約した。新たな対象者に接種券が届き始めたことなどから、16日に一気に増えたという。
接種枠の残りは19日が65・6%の1331人、20日が92・9%の1885人となる。

市の集団接種会場ではこのほか、グランドプリンスホテル広島(南区)、安佐市民病院(安佐北区)、
佐伯区スポーツセンターの3カ所で、19、20日が空いている。20日は東区スポーツセンターと
安芸区総合福祉センターも予約できる。

広島県は16日、市内で22〜30日に開く大規模会場2カ所の予約状況(午後3時現在)を公表した。
県立広島産業会館(南区)は接種枠計1万1160人のうち計1万907人、安佐南区スポーツセンターは
接種枠計9300人のうち計9102人が空いている。