社内チャットの上司の書き込みに『いいね』は、「あり」か「なし」か。

コロナで、オンラインでの仕事のやり取りが増える中、親指を立てた『いいね』マークの使い方がSNSで議論になっています。

「上司に『いいね』とはいかがなものか」
「『いいね』してもいいですか?と電話確認が必要そう」

これでは気軽に『いいね』なんて、できません。


「50代の別の上司から電話がかかってきて、ああいう書き込みに、『いいね』はダメだろうと。ちゃんと電話で書き込みをした上司に謝罪しろといわれました」
そもそも男性にとって、仕事のやり取りで使う『いいね』は「確認しました」という意味です。

決して相手を軽んじているわけではないといいます。

また、男性の周りでも多くの人たちがこうした意味で『いいね』を使っています。

コロナ禍でオンラインでのやり取りが中心となって1年以上がたちました。

しかし、年の離れた上司にはこうした考えが、なかなか分かってもらえないと嘆きます。


  『いいね』と『ハート』正しい使い方は?

これまで上司の受け止めを気にかけることなく『いいね』も『ハート』も使い続けてきた私たち。

使い方はあっていたのでしょうか?
グループチャット「Microsoft Teams」の担当者に聞いてきました。

「SNSの気軽なやり取りをビジネスの場にも持ち込んだものが、『いいね』です。メールだと前置きを付けるなど堅苦しくなり、準備に時間もかかる。文字を書く時間を短縮し、相手に『確認しました』と伝えるための道具として用意しています」

『いいね』の使い方は、間違っていなかったようです。

しかし、『ハート』をビジネスに使うのは抵抗があるという上司もいましたが…。

「『ハート』もマークではなく、文字どおりステキという意味で受け止めて、使っていただいていいと思いますよ。コロナ禍で在宅勤務が増え、直接コミュニケーションを取ったり反応を示したりできないからこそ、わかりやすく気持ちを伝えるべきだと思います」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210617/K10013089091_2106171423_2106171451_01_02.jpg
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2021年6月17日 22時58分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210617/k10013089091000.html