新型コロナワクチンの接種が、下関市の高齢者に誤って3回行われていたことが分かりました。

この高齢者には接種券が再発行されていて、別々の親族が医療機関と集団接種会場にそれぞれ予約を入れていたということで、市は二重予約にならないよう注意を呼びかけています。


下関市によりますと、市内に住む80代の高齢者は先月10日に医療機関で、30日には市の集団接種会場でそれぞれ接種を受けましたが、今月1日に1回目と同じ医療機関を訪れ、誤って3回目の接種が行われてしまったということです。

接種を行った医療機関から連絡があったもので、市によりますと、この高齢者の体調にいまのところ問題はないということです。


集団接種会場への予約は高齢者の親族がもともとあった接種券で取った一方、
医療機関への予約はこの接種券がなくなったと勘違いした別の親族が再発行してもらい取っていたということで、二重予約の状態になっていました。

市によりますと、現在のシステムでは、この高齢者が接種を受けた医療機関と集団接種会場で同じ人の予約が重複していないかは確認できないということです。

このため市は、親族などが予約を代行する場合は二重予約にならないよう、ホームページなどを通じて注意を呼びかけています。


07月02日 23時33分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20210702/4060010159.html