4日 20時00分
 東京都議会選挙はきょう投票が行われ、自民党が第一党の座をかろうじて奪還する見通しですが、公明党と合わせて過半数の議席の獲得は難しい情勢です。

 127の定員に対して271人が立候補した今回の都議選は、午後8時に投票が締め切られました。

 JNNは都内の有権者を対象に行ったインターネット調査や事前の情勢取材などから議席を予測したところ、自民党は選挙前の25議席から大きく増やし40議席前後を獲得する見通しで、前回惨敗して都民ファーストの会に譲った第一党の座を奪還する見通しです。

 今回、自民党と選挙協力した公明党は17議席前後と平成以降で最も少なくなりそうです。自民党と公明党合わせて過半数の64議席の獲得は難しくなっています。

 一方、小池都知事が特別顧問を務める都民ファーストの会は、きのう小池知事が応援に入りましたが31議席程度にとどまる見通しです。小池知事に批判的な共産党と立憲民主党は一部の選挙区ですみ分けを行った結果、共産党は16議席前後、立憲民主党は議席を倍増させ16議席前後となりそうです。日本維新の会と東京・生活者ネットワークは、選挙前の議席を維持できそうな見通しです。

 続いて、主な選挙区の調査結果です。まず定数1の▼千代田区。都民ファーストの会の平氏と自民党の内田氏が激戦となっています。続いて▼渋谷区。定数2に対して都民ファーストの会の現職2人と自民党の元職、立憲民主党の新人らが争いました。調査では自民党の前田氏と立憲民主党の中田氏が、都民ファーストの会の龍円氏と大津氏を引き離しています。続いて定数3の▼中野区。都民ファーストの会代表の荒木氏と立憲民主党の西沢氏がややリードしていて、3議席目を自民党の出井氏と公明党の高倉氏が争う展開となっています。

 調査では小池都政を支持するかどうか聞いたところ、支持するは54%、支持しないは35%でした。東京オリンピックをこのまま開催することについては賛成が37%だったのに対して、反対が56%と大きく上回りました。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4307227.html