住まい失った人の部屋確保を “五輪でホテル需要高まり”

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shutoken/20210707/1000066956.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

東京オリンピック・パラリンピックに伴うホテルの需要の高まりで、
住まいを失った人たちが滞在する部屋の確保が難しくなっているとして、
支援団体が都に確保を要望しました。

要望したのは、都内を拠点に住まいを失った人たちの支援をしている10の団体です。
団体によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大で経済的な苦境が続き、
非正規や日雇いの労働者などは深刻な影響を受けて、住まいを失ったり
失うおそれがあったりする人が多くいるということです。

さらに、東京大会の開催に伴ってホテルの需要が高まり、住まいを失った人たちが
一時的に滞在するビジネスホテルの確保が難しくなっているとしています。
団体は、住まいを失った人たちが、東京大会の前後に、路上での生活を余儀なくされる事態が
懸念されるとして、ホテルの部屋を確保することなどを都に求めています。

要望した団体のひとつで「つくろい東京ファンド」の稲葉剛代表理事は
「安心して宿泊できる場所を都が率先して確保してほしい。このままではホテルから出され、
路上生活を送らざるを得ない。コロナ禍が長期化して貧困が深刻化している中で、
大会の開催強行で支援に影響が出ることはあってはならない」と話していました。

07/07 11:56