https://www.fnn.jp/articles/-/206927

小高郷の副軍師として出陣に向けた準備を重ねてきた本田博信さん。

初めて出陣した中学3年生の時から、およそ40年間ほぼ毎年参加しているが…

小高郷騎馬会・本田博信さん:「気分的には、やるって決めてますけども。やはりこのお祭りに協力してくれる人とか、一般の市民の人達が安心して見てもらうとか、そういう環境であれば一番ベストなんでしょうけども」

2020年は新型コロナウイルスの影響で「神旗争奪戦」と「甲冑競馬」の2大行事が中止となるなど、大幅に規模を縮小し無観客で開催された「相馬野馬追」

2021年は無観客ながら、2大行事などを2年ぶりに行う計画だったが、南相馬市が宣言した「非常事態」により、再検討を余儀なくされている。

小高郷騎馬会・本田博信さん:「先週も軍者会があって、無観客での開催ということで一安心はしたとこだったんですけど、先週・今週と感染者が多くなってきたということで、なかなか複雑な思いですね」

厳しい状況が続く中でも、千年余り続く伝統を次の世代につなげていくために、相馬小高神社で行われる神事「野馬懸」を2021年も行いたいと思いを強くしている。

小高郷騎馬会・本田博信さん:「地域の平和と安寧を願う行事だと言われていますので。この地域には野馬追はなくちゃいけないんだなと、市民から愛されるような、野馬追・お祭りじゃないといけないと感じてますけど」

「相馬野馬追」の開催まで残り2週間あまり。開催の在り方の再検討が迫られている。

動画はソースにて