任期満了に伴う長野市長選(10月24日告示、31日投開票)で、ノルディックスキー複合団体五輪金メダリストで元参院議員の新人荻原健司氏(51)=長野市石渡=が立候補を検討していることが7日、分かった。信濃毎日新聞の同日の取材に「いろいろな方に相談し、意見を伺いながら熟慮している」と述べた。

 荻原氏は群馬県草津町出身、早稲田大卒。1992年アルベールビル五輪、94年リレハンメル五輪の2大会連続でノルディックスキー複合団体で金メダルを獲得した。2004年の参院選に自民党から比例代表で立候補し初当選。1期6年務め、10年の参院選には立候補しなかった。

 北野建設(長野市)スキー部でゼネラルマネジャーなどを務め、19年7月に退社。現在はジュニアの育成に取り組んでいる。15年から県教育委員も務めている。

 市長選を巡っては、現職の加藤久雄氏(78)=無所属、東町=が2期目の今期限りでの引退を表明。これまでに、新人で会社役員の土屋龍一郎氏(59)=無所属、妻科=が立候補を表明している。他にも出馬を模索する動きがある。

時事通信 2021/07/08 11:03
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