コロナ禍の今、激増しているというのが「痛風」の患者。しかも、若者にも増えているというのです。一体、なぜなのでしょうか。

■痛風は「中高年だけの病気じゃない」

 足の指の付け根や足の甲、膝の関節などに痛みが生じる痛風。「風が吹いただけでも痛い」ということから、その名が付けられました。
 
 実際、痛風の患者は…。

 長年痛風に悩む、としきさん(58):「(Q.どのような痛み?)歩けない。足が床に付いただけでも、ビリビリッと痛む。左足と右足で比べると、同じ部分が倍くらい腫れてる」

 現在、コロナ前に比べて、痛風に悩む人が3割も増えているといいます。一体、なぜなのでしょうか。

 はやし整形外科・林毅理事長:「コロナで外に出れないので、運動不足。おうちで飲んで、酒量が増えるとか、ストレス」「(Q.痛風にはビールが良くない?)ビールばっかり飲んで、プリン体が高いのばかり摂るのは良くない。実はですね、(他のお酒でも)多い量飲むと、(尿酸値が上がり)痛風になる」

 酒の飲みすぎや運動不足に、年齢は関係ありません。そのため、最近は、若者の発症が目立っています。

 はやし整形外科・林毅理事長:「20代、30代の方でも」「(Q.年を重ねてからなるイメージが…)“中高年の方だけの病気じゃない”と考えたほうがいいと思います」

■飲酒・運動不足以外に気を付けること

 では、痛風にならないためには、どんなことに気を付ければ良いのでしょうか。

 体重の増加や水分不足、運動不足、高血圧などのうち、3つ以上当てはまる人は、注意が必要です。それは“痛風予備軍”だといいます。

 そこで、チェックリストをもとに、街の人に聞いてみると…。

 大学生:「3つ…当てはまってますね」「(痛風予備軍です)そうなんですか…」
 大学生:「こういうのって、特に若い頃だと、あまり考えたりしない。日ごろの生活が老後とか、こういう病気にかからないためには重要なのかなと」

 まだまだ続く、コロナ禍での生活。痛風を発症しないためには、酒を控えたり、運動不足を解消したりする以外にも気を付けることがあるといいます。

 はやし整形外科・林毅理事長:「水分を取ったほうがいいですね。一日2リットルぐらい、お水やお茶とか取ったほうがいい」

(「グッド!モーニング」2021年7月8日放送分より)

テレビ朝日



All Nippon NewsNetwork(ANN) 7/8(木) 11:51配信 テレビ朝日系(ANN)
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