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「死んでいます…」。救急隊員がそう確認したはずの男性が、まだ生きていた。

話題 2021/07/08 10:30

マローン 小原

男性が死亡したとする報告を受け、報道陣が現場でリポートを始めた。このとき男性はすでに遺体袋の中だったが、いきなり動いたことを『The Sun』など海外のメディアが報じている。






■バイクで移動中に体調悪化

6月29日のこと、ブラジルで暮らす高齢男性(71)が、バイクで移動中に体調を崩した。そのままバイクから落下し、意識不明の状態に陥った。

通報を受け駆けつけた救急隊員たちが男性の状態をしっかり確認し、「すでに死亡している」と判断したという。





■遺体袋に入れられた男性

救急隊員たちは、遺体を入れる袋に男性を入れた。その後、事故と男性の死亡を報道すべくリポーターとカメラマンたちが現場に急行すると、カメラはある衝撃的な瞬間をとらえることになった。

「動くはずのない遺体入りの袋がぴくぴくと動いている…」。そう気づいたリポーターたちは衝撃を受けたが、「奇跡が起きた」「男性は、死んでいない」と感じ、すぐさま然るべき行動をとった。





■「口の端から小さな泡が…」

リポーターは当日の様子を回顧し、「袋を開けて男性を確認すると、口の端から小さな泡が出ていたんです」と告白。生きている可能性が高いと考え、対応に追われたと明かした。

その後に再び救急隊員たちが現場に戻り、生きた状態の男性を病院に搬送したという。救急隊員は「最初に通報を受けた際に蘇生を試み、状態を評価・確認した上で、死亡とみなしたのです」と話している。搬送先となった病院の関係者は、男性の現在の状態についてまだ公表していない。





■生存していたケースは過去にも

死んだと判断された人が、実は生きていたというこのケース。過去にはロシアで暮らしていた80代女性が、多くの人を驚かせた。同女性は体調を崩し手術を受けたが、その後に死亡を宣告され、院内の遺体安置所で遺体用の台に寝かされた。

だがその後、家族が床に落ち倒れている女性を発見。生きていることに気づいた病院関係者が対応し、極めて稀な事例として報じられた。

もし男性の生存に誰も気づかぬまま、手遅れになっていたとしたら…。ぞっとするような今回のケースについて、関係者は「医療記録をまずはしっかり確認したい」「その上で経緯を把握したい」と話している。

(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)

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