停電で冷蔵庫トラブル 急きょ市民にワクチン接種 吉野川市

http://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20210716/8020011556.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

吉野川市で15日、雷による停電のあと、新型コロナウイルスのワクチンを保管していた
冷蔵庫が使えなくなるトラブルがあり、市はワクチンの廃棄を防ぐため、
急きょ、市民などおよそ200人を集めてワクチンを接種しました。

吉野川市によりますと、15日午後3時すぎ、ワクチンの接種会場になっていた
山川地域総合センターが市内であった落雷で停電し、停電が復旧したあとも、
ワクチンを保管していた冷蔵庫に非常用電源から電気が供給されなくなりました。

ワクチンは、2度から8度で保管する必要があり、温度が高くなっても接種しなければ
廃棄しなければならないため、市は急きょ、来月3日以降に接種予定だった保育士のほか、
市の職員や家族など192人を集めて接種を行いました。

近くの医師2人も協力の要請に応じ、午後6時過ぎから9時ごろまで接種を行う
異例の対応で、すべてのワクチンを接種したということです。

吉野川市健康福祉部の宮本陽一部長は「ワクチンを廃棄しないように市長や副市長と協議を行い
接種を進めることができ、ほっとしている。今後は原因究明と再発の防止に努めたい」と話していました。

吉野川市は192人について、3週間後に2回目の接種を行うことを検討していて、
今後の接種のスケジュールに影響はないとしています。

07/16 17:31