東京五輪組織委は16日、開会式で楽曲を担当するチームの一員に任命されたミュージシャン小山田圭吾が、過去に雑誌などでいじめを告白し問題視されている件で「当該の過去の発言については、組織委員会として把握していなかったが、不適切な発言である」とコメントした。

 小山田は90年代の音楽雑誌でのインタビューなどで、障がいを持つ同級生をいじめていたことを明かしており、当時の記事がネット上で拡散。「多様性と調和」を掲げる東京五輪・パラリンピックにふさわしくないとの声がSNS上で上がっていた。

 組織委は「小山田氏本人はこの取材時当時の発言については後悔し反省しており、現在は高い倫理観をもって創作活動に献身するクリエーターの一人であると考えている。開会式準備における小山田氏の貢献は大変大きなものであり、1週間後に開会する東京2020オリンピック開会式に向けて、引き続き最後まで準備に尽力していただきたいと考えている」とし、辞任の可能性は打ち消した。

スポーツ報知 2021年7月16日 19時36分
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