https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210717/k10013143741000.html

去年の国勢調査で、東京都内では1世帯当たりの人数が初めて2人を下回り、1.95人になりました。

総務省が去年10月1日時点で行った国勢調査の速報値によりますと、東京都内では1世帯当たりの人数は1.95人でした。

前回 5年前の調査から0.07人減少しました。

2人を下回るのは、101年前の大正9年に国勢調査が始まって以来、初めてです。

1世帯当たりの人数は、昭和35年の調査で初めて3人台となって以降、減少し続け、前回の調査までの40年間は2人台でした。

区市町村別で最も少ないのは青ヶ島村で1.43人、次いで、新宿区で1.57人、渋谷区と豊島区が1.64人などとなっています。

都は「都内では、高齢化を背景に高齢者の1人暮らしの割合も増えていることなどが、世帯人員の減少の背景にあるとみられる」と話しています。

一方、都の人口は1406万4696人で、前回からおよそ55万人、率にして4%余り増加しました。

また、世帯数も721万9402世帯と、前回から51万世帯余り増えています。