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東京オリンピックの開幕を控え、選手村入りしたロシアの選手団が選手村の設備環境について苦情を訴えた問題で、テレビや冷蔵庫が備えつけられていなかったは、事前にロシアの選手団から大会組織委員会側に申請がなかったことが原因であることがわかった。日本メディアの引用として、ロシア国営メディアが報じた。

この顛末について、陸上女子棒高跳びの世界記録保持者で2004アテネ大会、2008北京大会で連覇したロシアのレジェンド、エレーナ・イシンバエワ氏が、「(選手たちは)文句を言うのではなく、目の前の競技に集中した方がいい」と諫めるコメントを発表した。

東京大会ではロシアチームは、組織的なドーピング違反のため、国家としての参加ができないため、選手たちはロシア・オリンピック委員会(ROC)の所属で出場する。

この問題をめぐっては、7月19日に選手村入りしたROCフェンシングチーム監督で、ロシアフェンシング連盟副会長のイリガル・マメドフ氏が選手村の状況をロシアの報道陣に説明。

1988年のソウル五輪から連続で大会に参加し、今回が9度目の参加となるマメドフ氏は「個人的にこんな(ひどい)選手村のサービスは遭遇したことがない」とし、「控え目に言っても、選手たちが快適に過ごせるような目的で施されていない選手村の状況に驚いている。この状態は21世紀の日本ではない。(東京大会の)選手村は中世の時代にある」と酷評した。

さらに「私の部屋には窓があるかどうかさえわからない。さらにバスルームは旅客機の中にあるようで、だいたい1.5平方メートルしかない。そして、このバスルームはチーム全体に向けたもので、これでは行列ができてしまう。選手たちはどのように使ったらいいのか想像できるか?これは普通じゃない」と一方的に苦情を訴えた。

インターネットにつなぐコードの接続環境が悪く、「どうやってつないだらよいか、これは謎だ」とさえ語り、「私は構わないのだが、選手たちがかわいそうだ」と日本側の準備状況を批判した。

この状況に対して、タス通信が21日、イシンバエワ氏のコメントを引用し、「選手村の環境はすべてのアスリートにとって同じであり、状況を批判することにエネルギーを浪費するのは意味がない」と伝えた。

IOC委員であるイシンバエワ氏は「(選手村の)環境に注意を払うべきではない。すべてが小さいのは合理的なのだ。私たちは日本に来ている。欧州のスタンダードに期待することがおかしい。すべてが同じ環境にあることを理解することが重要で、贅沢な部屋もないし、どんな特権もない」と諫めた。

さらにイシンバエワ氏は「文句をいうよりも来るべき競技に集中した方がいい。目の前の環境が変わることはない。些末なことに感情やエネルギーを浪費する必要はない。これが4回、五輪に出場した経験からくる私の意見だ」と語った。

五輪施設の準備状況をめぐっては、2014年にロシア南部ソチで行われた冬季五輪で、大会直前に、間仕切りのない部屋に2つ並んだトイレの便器が相次いで発見され、話題となった。ロイター通信によると、外国の記者がバイアスロン会場や五輪公園近くのホテルなど複数個所で一つの部屋にあるツイントイレをみつけ、「どのようにして使うのか」と物議をかもした。

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