やはり開催してよかった

7月23日から東京五輪が開幕した。連日の日本選手の活躍に、筆者も大きな感動をもらっている。

ちなみに、本コラムにおいて、筆者は、2ヶ月前、今の五輪時に「もし新たな波が来ても、
100万人当たり25〜38人程度(全国で3000〜4500人程度)だろう」と書いている〈コロナ感染は「あと1ヵ月」でピークアウトする…「波」はワクチン接種で防げる〉。
厚労省によれば、7月24日の新規感染者は3576人、7日間移動平均で3903人( https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html)なので、
筆者の予測はほぼ当たっている。
しかも、今回の「波」内訳を見ると、過去と比べて顕著な差がある。
つまり、新規感染者増のほとんど若い人によるもので、高齢者ではそれほど増加していないことだ。
それはもちろん、ワクチン接種が高齢者にはかなり行き渡ったからだ。
いずれにしても、筆者の新型コロナの予測は、今回も含めてこれまでもほとんど当たっている。
なお、100万人あたりの新規感染者数と新規死亡者数、それに、100人当たりのワクチン接種状況のG7における国際比較を上げておこう。
いずれも、日本はG7の中では優等生である。

この程度の新型コロナ状況では、医療崩壊は考えにくいので、しっかりした対策の上で五輪を行い、
そのスポーツのもたらす感動を得ようというのが、筆者の前々からの考え方だった。
蓮舫議員の発言は…?

これまで、東京五輪中止を叫んでいた人たちはどうなのだろうか。
マスコミでいえば、朝日・毎日新聞は、24日から競技が始まっても金メダルを単純に喜べない雰囲気で。
読売・産経新聞は素直に金メダルを喜んでいる。
7月25日の朝刊の一面見出しは、朝日「王者内村、挑戦に幕」、毎日「銀メダルの苦しみ」、
読売「高藤『金』渡名喜『銀』」、産経「高藤『金』」だった。

野党の人のツイッターも、五輪を楽しんでいる様子は見えない。そうした中で、蓮舫氏は、スケボーの堀米選手の金メダルについて、
「堀米雄斗選手、素晴らしいです! ワクワクしました!」とツイートした(https://twitter.com/renho_sha/status/1419155844952854530)。
これに対し、筆者は
「こんなにスポーツで感動するのに、それまでの五輪中止は理解できないな。『五輪の感動>>>さざ波の中での医療崩壊リスク』
ということは前からわかっていはずだが。五輪中止の人はあと2週間どうするの?」とツイートした(https://twitter.com/YoichiTakahashi/status/1419206109919809538)。

なお蓮舫氏は、
「五輪で健闘された選手へのTweetに「反対してたのに」と言う反応がありますが、選手への応援と政府の危機管理体制への姿勢は別です。
感染拡大の最中、今でもこの東京五輪強行の政府と東京都、組織委員会、IOCの判断には反対です。菅総理には国民の命と暮らしを守るリスク管理ができていません。」

ともツイートしている( https://twitter.com/renho_sha/status/1419184149466816517)。

なんともわかりにくい弁明だが、松井大阪市長は、
『蓮舫さん、オリンピックが開催されなければ、選手の皆さんが健闘する場所が無かったんですがね! 
オリンピックパラリンピックが終われば、いよいよ選挙ですからね。』
とわかりやすく応じた( https://twitter.com/gogoichiro/status/1419237008015167490)。

閉会式までどうするの?

東京五輪中止の人たちは、スポーツが我々に与えてくれる感動をなんとも思われないのだろうか。
そういう人たちにとっては、8月8日の閉会式までどうするのか。そして、その後はパラリンピックも続く。
筆者としては、折角の感動の機会を大いに楽しみたいものだ。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/85559?page=4
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