脳科学者の茂木健一郎氏(58)が27日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、東京五輪の開催を喜ぶ場面があった。

 茂木氏は「東京オリンピックについていろんな議論がありましたけど、やってよかったなぁって心から思うんですよ。もちろんアスリートたちの活躍を見る事ができるとか、勇気をもらえるとか、そういうこともあるんですけど。一番大きいのは、世の中が多様だということを我々に思い起こさせてくれたということですね」と、話す。

 「コロナの状況で、感染対策をちゃんとやろうとか、医療体制を拡充しようとかも大事です。ただ、我々が生きているなかでそれ以外のこともたくさんあるわけです。専門家の方々がいろいろと仰るんですけど、この1年半あたかもそれが全てであるような風潮があった。僕は、そのことばかりで頭がいっぱいになっている状態を“コロナ脳”って呼ぶと思うんです」と、指摘した。

 「人生はコロナだけじゃない、当たり前だよ!それを忘れちゃいがちな人生になってしまって。コロナのことって大事だけど、自分の人生の中で1割もないでしょう。なんで、我々は毎日やってるワイドショーとかの雰囲気に騙されて、そのことだけが人生だと思わされてきたんでしょうかね。五輪が開催されて、コロナのマインドコントロールから外れたんじゃないですか。良かったと思いますよ」と、笑顔で語った。

7/27(火) 21:32 スポニチ
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