東京都で27日、新型コロナウイルスの感染者が過去最多となる2848人確認されたことを受け、都の吉村憲彦福祉保健局長が同日夜、記者団に説明する場を設けた。吉村局長は、重症化しやすい高齢者の感染が減っていることなどを挙げ、「第3波のピークとは感染状況の質が違う。医療に与える圧迫は違うと考えている」と述べた。

【写真】東京都の新規感染者数の推移

 1日あたりの新規感染者数をめぐって、担当局長が取材に応じるのは異例。

 吉村局長は、第3波で感染者数がピークとなった1月7日(2520人
)では全体の14%を占めた60代以上の感染者が、7月27日には5%まで減ったと強調。「
医療提供体制がにっちもさっちもいかなくなって、死者がばたばた出ることは現状ない
と思っている。いたずらに不安をあおるようなことはしていただきたくない」と訴えた。

■「五輪、大きな影響あるとは考えず」

https://news.yahoo.co.jp/articles/a28e04e5b6b46f85897805f436d6adbdf0115d78