家庭が経済的に苦しい児童 出席や学習の状況に課題

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20210729/5090015161.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

経済的に困難な状況にある子どもの実態を把握しようと、県が昨年度、
県内2つの小学校の教員などを対象に行った調査で、家庭の経済状況が厳しい児童は、
出席や学習の状況に課題を抱える割合が高いことが分かりました。

この調査は、県の子ども未来政策課が経済的に困難な状況にある子どもの実態を把握して
必要な支援につなげようと、うるま市と糸満市にある2つの小学校で行ったもので、
教員などに子どもたちの日頃の様子に関する質問に答えてもらう形で、
1331人の児童について回答を集めました。

このうち、1学期に7日以上欠席した児童の割合は全体では8.5%だったのに対し、
生活保護などを受けている家庭の児童では16.4%、学校に納める費用が
未納になっている家庭の児童では24.2%に上りました。

また、学習状況に問題があるとされた児童の割合は全体では12.5%だったのに対し、
生活保護などを受けている家庭で21.6%、費用が未納になっている家庭で33.3%と高くなり、
家庭の経済状況が厳しい子どもは、出席や学習に課題を抱える割合が高いことが明らかになりました。

県は「市町村と連携して、子どもに支援をつなげる仕組みの構築に向けて取り組んでいく」としています。

07/29 07:27