7月10日にモスクワから中国に到着した中国国際航空の航空便が、
南京市での局地的な新型コロナ集団感染の原因となり、その後、感染は中国国内で26都市に広がった。

南京市疾病管理予防センターの丁傑副所長が、30日に発表した。

丁氏は、「今回の集団感染に関連する感染例52例のウイルスについて、すでにゲノム配列の決定が完了し、
そのすべてがデルタ株だった。感染した機内清掃スタッフのウイルスのゲノム配列は、
7月10日のロシア発CA910便で検出されたウイルスの配列と一致している」と会見で発表している。

同便が到着した中国の空港の清掃スタッフの間でクラスターが発生。その後、清掃スタッフと接触した他の従業員も感染した。

その後、当局は南京市の全住民を対象に新型コロナの集団検査の実施を決定。これまでに184例の感染が確認されている。

集団感染は、すでに中国の15省26都市で発生している。
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