いわゆる「袴田事件」で、死刑が確定した袴田巌さんが求めている再審・裁判のやり直しの協議で、証拠がねつ造されたとする弁護側の主張に対し、検察が、専門家への聞き取りをもとにした反論の意見書を裁判所に提出したことがわかりました。

 袴田巌さん(85)は、昭和41年に今の静岡市清水区で一家4人が殺害された事件で死刑が確定しましたが、無実を訴えて再審を申し立てています。

 東京高等裁判所で行われている審理では、袴田さんが逮捕された1年余りあとに現場近くのみそタンクから見つかった、犯人のものとされる衣類に付いた血痕の色の変化が争点になっています。

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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210731/k10013171621000.html
2021年7月31日 4時54分