中国のスマートフォンメーカーであるXiaomiが、2021年第2四半期(4〜6月)においてヨーロッパでのスマートフォン出荷台数が1位となったことが明らかになっていました。そして新たに、調査会社のCounterpointが発表した「2021年6月における全世界スマートフォン販売シェアデータ」から、2021年6月におけるXiaomiのスマートフォン販売シェアがついに世界のトップに立ったことが判明しています。

Xiaomi Becomes #1 Smartphone Brand Globally for First Time Ever
https://www.counterpointresearch.com/xiaomi-becomes-1-smartphone-brand-globally-first-time-ever/

Counterpointが毎月リリースしているモバイルデバイスの市場シェアを出荷台数からチェックした報告書「Market Pulse」によると、Xiaomiは2021年6月にSamsungとAppleを抜いて、初めて「最もスマートフォン販売シェアが多いメーカー」となりました。同月におけるXiaomiの売上高は前月比で26%も増加しており、2021年6月において「最も急成長したスマートフォンメーカー」にもなったとのこと。

以下のグラフはXiaomi(オレンジ線)、Samsung(青線)、Apple(黒線)の月別の全世界スマートフォン販売台数におけるシェアをパーセンテージで記したグラフ。2015年1月時点での市場シェアはSamsungが21.9%、Appleが14.2%、Xiaomiが5.2%となっており、Xiaomiの販売シェアはSamsungとAppleという2強からは大きくかけ離れていました。しかし、その後右肩上がりに月別の販売シェアを伸ばしていき、2021年6月についに販売シェアでトップに立ちます。SamsungとAppleは販売シェアを大きく上下させながらそれほど伸ばせていないものの、Xiaomiは堅調にシェアを拡大していったことがはっきりとわかるグラフです。

なお、2021年第2四半期(4〜6月)で見た場合、全世界スマートフォン出荷台数ではSamsungが1位(5800万台)、Xiaomiが2位(5300万台)、Appleが3位(4900万台)となっています。Xiaomiにとって2021年第2四半期は過去最高の四半期となっており、特に中国、東南アジア、ヨーロッパでの出荷の伸びがシェア拡大につながったと分析されています。
https://gigazine.net/news/20210806-xiaomi-becomes-1-smartphone-brand-globally/