【小池百合子 強く、そしてしなやかに】「攻めと守り」で感染を抑え込む 従来株の会話リスク、デルタ株では約半分となる猛威


感染力の強い変異株(デルタ株)の影響で、東京も、これまでにないほど新型コロナウイルスの新規陽性患者が増加している。
5日には過去最多の5042人が確認された。

理化学研究所などのチームがスーパーコンピューター「富岳」を使った解析で、デルタ株は従来株に比べて感染力が非常に強く、
短時間で感染を広げるリスクが高いことが明らかになった。

米疾病対策センター(CDC)も「戦況が変わったと認識せよ」と警告を鳴らす。

従来株で人と人の間を1メートルとったときと同じリスクに抑えるのに、デルタ株では1・9メートルの距離を保つ必要がある。

従来株の感染者と1メートルの距離で1時間会話するリスクは、デルタ株では27分間で同じ水準となる。
「人と人との距離は2倍、会話時間は半分に」という意識を一人ひとりが持たないとデルタ株の猛威は止まらない。

マスク着用に手洗い、消毒、換気といった基礎的な対処策は「専守防衛」。

一方、ワクチン接種はウイルスと戦うための「武器」だ。
さまざまな法的制限があるため、「お願いベース」ばかりになるのはもどかしいところだが、「攻めと守り」で、感染を抑え込んでいく。
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/210807/dom2108070006-n1.html